お子さんが「指差しをする気配が全くないことで、まさか発達障害・・・?」と悩まれていませんか?
・一生懸命話しかけて、指をさしながらいろんなことを伝えようとしても上の空というか、子どもに対して響いている感じがしない
・このままでは言葉も出ないのでは?会話もできないんじゃないかと不安になる
・1歳半検診までになんとか指さしができるように、テクニックを知りたい

発達障害の可能性を検討する際に、「指差しをするかどうか」が大事って聞くけれど・・・
お子さんに「そんな素振りが全く見られなかったら」動揺してしまいますよね。
しかし、
「なんとか子供の指差しを引き出そう」と、周りの大人が必死になってしまうと、お子さんには強いプレッシャーを与えてしまうことになります。
「謎の動作を強要される」「意味が分からない」「おもしろくない」と混乱してしまい、かえってコミュニケーションの芽を摘んでしまうことになってしまうかもしれません。
でも、
お子さんのペースで、自然に指差しを促していけるコツがあるとしたらどうでしょうか?
あなたも不安や焦りから解放され、親子の時間を楽しんでいくことができますね。
そこで今回は
「指差しがまだないお子さんが、ママのアシストでメキメキとコミュニケーション力つけていく方法」を3つ紹介します。
目次
指さしを育てるために「子供の世界に入って、行動を共有する」
基本的に、お子さんと関わるときは「子供が見ている物に対して、大人が入っていく」形を取っていきましょう。
これは、コミュニケーション力を育てていくためにとても重要なポイントです。
指差しの育て方
指さしを交えてお子さんとお話するときは、「お子さんが、その時見ているものに対して」指差し、声掛けをしましょう。
大人が頻繁に指差しのお手本を見せてあげるのはとても良いことです。
ただ、「子どもが見ていないものに対して、ママが注意をひきつけて指差ししても」、お子さんには意味がわからないでしょう。
現段階では「他の人が指しているものを、目で追うこと」というのが、お子さんにはかなりむずかしい技なのです。
応用:子供と一緒に遊ぶ場合も「大人側が歩み寄る」
お子さんと「一緒に遊ぶ」場合もこの、「大人側が歩み寄る」技は、共感力を育てるのにとても有効です。
例えば、
・お子さんがタオルのタグを触っている
↓
・そっと、ママも隣に移動して、一緒にタグを触ってみる
↓
・「おもしろいね!ヒラヒラ!」などと声掛けをする
という感じです。
「お子さんの世界に入って、行動を共有する」ことを繰り返すことで、だんだんと「人と一緒に何かするの楽しいな」という気持ちが育ってきます。
これは『▼『【子供の言葉の遅れ】発達が気になる子の親が絶対知っておくべき支援ポイント5つ』』でも書いたのですが「言葉を育てたい場合」も同じです。
また、
一点注意していただきたいのは「介入する際に本人が嫌がっていそうな場合は、やめる」こと。
別の遊びをしているときや、日を変えてまた挑戦してみてください。
お子さんが夢中になっている遊びに、ぜひ大人が寄り添ってあげてくださいね。
指さしをしない問題以前に「聴覚に問題がないか」を調べてみる
さらに、聴覚に問題がないかどうかを専門機関で調べてもらいましょう。
発達の遅れを疑われていたのが、「実は耳が聞こえていなかった」「片耳が難聴だった」ことがわかるケース、意外と多いんです。
小児科や耳鼻科の受診、または発達支援センターで検査を受けることができます。
必要に応じて、聴力検査や脳波測定をして、はっきりと原因を探してもらいましょう。
また聴覚に原因があるとわかった場合にも、「聴覚の問題とは別に発達面でも遅れが見られる」ということもあります。
聴覚の問題が明らかになったあとも、発達面での様子はしばらく気にかけてあげてくださいね。
「コミュニケーションをとりたい気持ち」が育つことを待つ
お子さんに「人とコミュニケーションをとりたいな」と思う気持ちが育ってくることをゆったりと待ってみましょう。
指差しという行動が出てくるには、その前段階で「自分が見ているものを誰かと共感したい」という気持ちを十分に育ててあげる必要があります。
逆を言うと、「誰かと情報を共有したい」力が育たないうちは、指差しという行為が出てきにくいのです。
誰かと「気持ちを共有したい」という部分が育ってくるには、お子さんによっては年単位の時間が必要です。
コミュニケーションの気持ちは必ず育ってきますが、「時間がかかるものだ」ということを覚えておいてくださいね。
まとめ

さて、いかがでしたか?
お子さんの指さしを引き出してあげる3つのポイントは
- 聴覚に問題がないかを調べてみる
- コミュニケーションをとりたい気持ちが育つことを待つ
- 子供の世界に入って、行動を共有する
というおはなしでした。
聴覚に問題がない場合、単にテクニック的に指差しを教えても身につく可能性はとても低いです。
少し回り道のようですが、「お子さんと一緒に日常を楽しむこと」「子供の世界に入り込み、共感したい気持ちを高めてあげること」「時期を待つこと」が効果的というお話でした。
子供の発達スピードに関しては、あれこれと不安を抱えてしまいがちです。
ママが無理をしてしまっては、親子共にとてもしんどくなってしまいますので、具体的なフォローを取り入れたら、あとは個人の発達ペースを待ってあげましょう。
焦る気持ちをぐっとこらえ、ゆったり構えて見守ってあげてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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