「子供が部屋の中で唾吐き」をすることに、心底困られていませんか?
・唾吐きが心配で「児童館や友人宅、スーパーにも行けない」
・何度「ダメ!」と言ってもニヤニヤして余計に繰り返す
・あらゆるオモチャにも唾を溜めて、家じゅうがツバ臭くなってしまった、悲しい

我が子も3歳になりたてのころに「唾吐きブーム」が来てしまいました。
家じゅうクサイし、歩くとしょっちゅう唾を踏んでしまうしで、精神的にかなり参っていました。
なんとか解消したくて必死にあちこち相談しました。
すると、
児童デイのベテラン先生から「とっておきの方法を聞き唾吐きブームを無事に終わらせることができた」んです。
何のテクニックもいらず、実にシンプルなことでした。
だから、
これはぜひともあなたにも試してもらって「唾吐きブームからサッサと抜け出していただきたい」です。
そこで今回は、
あるものを使って「子供の唾吐きブーム」に即効効果があった簡単な方法について紹介します。
目次
「だし昆布」を小さく切って、子供の口に放り込む

今回使用するのはこちら、だし昆布です。
おやつ昆布とかのやわらかいものではなく、分厚く大きい「だし用」のものがおすすめです。
これをお子さんが飲み込んでしまわないくらいの大きさ(手で持てるくらい)にカットしておきます。
唾吐きを始めたら、「はーい、昆布だよ~!」と お口にいれてあげてください。


・・・そう思われますよね。
わたしも、実は最初聞いたとき、心の中で「そんなうまくいくかい」とツッコんでいました。
でもこれ、唾吐き本当に止まるんです。

唾吐きというループ行為を「昆布をくわえる」ことで断ち切れる
お子さんの唾吐きは、「悪意がある」「いたずらしたい」という理由でやっているわけでもないんです。
口の中にたまる液体を
- 「グチュグチュする」
- 「溜まってきたら外に出す」
- 「出したものを目で確認する」
という「パターン」にハマってしまっていて、自分でも断ち切れなくなっていることが多いです。
この行動を「やめさせる」ことは、衝動が強い発達障害の子たちには、ものすごく難しいことです。
そこで、「昆布をくわえさせてあげる」ことで、「唾を吐き出す」というループ行為を断ち切ります。
「唾を吐きだす」という刺激→「昆布をしゃぶる」という刺激へと、上書きできるんです。
新しい流れをインプットして困った行動を避けるのです。

ちなみに昆布戦法のほかに、「オモチャを手に持たせて気をそらす」というアドバイスも受けました。
こっちはウチの子には全然効果なしでした。
オモチャ片手に唾吐きしてました。
あと、昆布がダメなら、するめとかも良いですよ。
両方とも、噛んでて虫歯になりにくいのでおすすめです。
ぜひ、試してみてくださいね。
「ダメ!」と強く叱る、叩いてやめさせるのは逆効果

唾吐きに限らず、「やってほしくないこと」を発達障害児に伝えるときの注意点です。
- 「ダメ!」と大声を出す
- 「なんでそういうことするの?!」と怒る
- 叩いてやめさせる
などは、NGです。
彼らの中で
→「ダメ!」と叱られる【刺激】【強い不快】
→ものすごくつらい気持ちになる、感情が高ぶる【印象的でパターン化する】
→同じことを何度も繰り返したくなる
という一連のループができてしまうからです。
最後に怒られるってわかっていたら、やめてくれそう、って思ってしまいますよね。
定型発達の子供だったら、それが通じるときもあります。
しかし、
発達障害の子たちは「一定のパターンを繰り返す」ことにすごくこだわってしまいます。
たとえ本人たちが望まないバッドエンドになることでも「繰り返し繰り返し再現させなきゃ気が済まない」という衝動が起きてしまうんですね。
ニヤニヤしながら同じことを繰り返すのも、わざとやっていると決まったわけではありません。
顔は笑っていても、本人にも止められなくて困っている場合もあるんです。
このことをちょっと頭の片隅にとどめておいてみてくださいね。
▼「人を叩く」:【人を叩く・乱暴する】発達障害児の暴力を徹底的に改善する「相手別3つの戦略」
▼「危険がわからない」:【危険がわからない障害児】今すぐやるべき!子供を守る「部屋づくり」鉄板アイテム3つ
「唾溜め遊び」対策は凹みがあるオモチャを全撤去する
唾吐きブームと同時に、「唾溜めブーム」が来るお子さんもいます。
いろんなオモチャのくぼんでいる部分に唾を溜めてしまうんです。
唾溜め遊びの対策は
- おままごとグッズ
- パズルのケース
- ミニカーのトラック
などなど「凹みがあるオモチャを一時的に撤去」し、物理的に、「唾を溜めることができないように」します。
うちもこれやると、「何もない」遊び場になっていましたが、結果的に早く唾遊びブームが去ってくれました。
「ダメ!と言うことになりそうなものをできるだけ退けてしまう」ことは、とてもおすすめなので、ぜひやってみてくださいね。
「うちはこれで唾吐き止まったよ!」みんなの小技5選
同じように「唾吐きで困っていたけど、これで止まったよ」というママたちのワザを集めました。
あわせて紹介します。

繰り返し伝え、吐いた唾は自分で拭かせるようにした。

そして、洗面所で思いっきりうがいをさせた。

定着するまで何度か続けて行うと、「お口!」と言うと自分で抑えてくれるように。


ぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ 唾吐きは一過性のモノ、やがておさまる
さて、いかがでしたか?
「発達障害児の唾吐きを抑える方法」とは
- 「だし昆布」を用意して、唾吐きを始めたら口に入れてあげる
- 「ダメ!」と強く叱らない、刺激しない
- 唾を溜められそうなオモチャは撤去しておく
というお話でした。
我が家もこれらの方法で、あまり刺激せずに過ごしていました。
すると、1か月も経たないうちにまったくやらなくなってくれました。
唾ブームは決して歓迎できるものではありません。
しかし、「一過性のモノ」として、静かに、時期がすぎるのを待ちましょう。
まずは、次のお買い物のときに「昆布かするめ」を揃えてみて、お試ししてみてくださいね。
それでは今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。
唾吐き、危険なモノに突進する、なにごとも待てず癇癪・・・。
実は、幼児期の「隠れ貧血」がお子さんの「強すぎる衝動性」を引き起こします。
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