「いまの幼稚園や保育園に、このまま子供を通わせていいのか・・・」と悩まれていませんか?
- 年齢が上がってきて他の子達と同じようにできないことが日ごろの生活のなかで増えてきている
- 幼稚園に行くことをとても嫌がるようになった
- 療育施設の存在は知っているけれども定型発達のお友達と触れ合いながら成長していって欲しいと思う
- やはり小学校は普通級進学を視野に入れているので今から療育施設へ連れて行くのはどうかと・・・
幼稚園や保育園などでの「一斉指示が理解できずに困っている」お子さんを見るのは心が痛みますね。
このまま今の幼稚園に通わせるのか、療育を検討していくのか・・・
進路が決めきれずモヤモヤ苦しくなってしまいます。
しかし、
「小学校進学などを視野に入れたときに、どの選択がベストなのか」が簡単にわかれば、大きな悩みが一つサラリと解消できますね。
そこで今回は
【療育か幼稚園かどっち?】読むだけで最適進路が即座にわかる3つの通園方法についてご紹介します。
まずは就学直前のお子さんの姿を想像し簡易ゴールを決める

まずは、
ママの中にある希望や、またパパの希望などを一度整理してみましょう。
就学後は
- 小学校普通学級
- 小学校の支援学
- 特別支援学校
大きく分けても3つの進路が考えられます。
就学直前のお子さんを想像した時に
- どんな風になっていて欲しいか
- どのようなことを大切にする人になって欲しいか
- 伸ばしてあげたいところはどんなところか
などを書き出したり考えたりしてみましょう。
複数回、発達検査を受けているお子さんであれば「発達検査の推移」はどうでしょうか?
発達検査の推移で「知的障害の程度が軽くなってきている」ならば「普通学級を検討する」という道も見えてきます。
また
「就学直前に療育園に通っている」お子さんなら、その後小学校普通学級にいきなり上がることは、とても負担が大きいです。
お子さんの就学直前の様子を想像して「そこまでの簡易ゴールを仮定」し、今からどのような道を選んであげればいいかを
ざっくりでもいいので一度時間を取ってゆっくり検討してみましょう。
進路①現在利用中の幼稚園に引き続き通園する
一つ目は「現在の幼稚園または保育園に引き続き通いつつ様子を見てあげる」ことです。
将来的に「小学校の普通級に進学する」ことが、本人にとっても良さそうだという結論が出たときにおススメの進路です。
地域の小学校へ進学する場合「同じ園内にその小学校に進学するお友達がたくさんいれば」親子で安心できますよね。
他のお子さん達も「〇〇ちゃんはこういう風に接したらいいんだな」と事前に、お子さんとの接し方に慣れていてくれることが大きなメリットです。
「新生活を順調にスタートさせる」プラス要因になります。
また、
現在ママが悩まれていることはぜひ幼稚園の先生にご相談されてみてくださいね。
意外な解決策を教えてくれたり糸口が見つかるかもしれません。
進路②幼稚園と療育施設を併用する

可能であれば、「現在利用中の園と療育施設との併用」を検討してみましょう。
二箇所に通わることで「お子さんを混乱させるのでは」という心配もありますが
併用する時期を設けることで、よりお子さんの良さを伸ばしてあげられるのはどちらかがはっきり分かることがメリットです。
さらに、
療育施設と園で連携をとってもらうことができれば「お子さんを支える大人の目」も増えます。
何らかの事情で現在の園と療育施設の併用が難しい場合は「療育施設と園を併用できる幼稚園や保育園」に転園するという手もありますよ。
それから
「療育園から指導員が園に出向く訪問支援」の利用も検討されてみてくださいね。
進路③療育施設に転園する
「2か所の併用が負担になっているようだ」「見学の時に明らかに本人が生き生きしていた」などの理由で「療育施設一本にする」ことも一つの方法です。
療育施設の良いところは「お子さん一人当たりに対してたくさんの指導員の目がある」ことです。
少人数制で、指導員の割り当て数が多いんですね。
また、
全体に呼びかける一斉指示が少なく「お子さん一人ひとりに合わせて丁寧に訓練や指導を行ってくれる」のが大きな特徴です。
お子さんが「自分にもできた!」という自信や達成感をたくさん育ててあげることができます。
さらに
小規模な療育施設ですと、「ひとつのクラスに様々な年齢層のお子さんがいる」のもメリットが大きいです。
お兄ちゃんお姉ちゃんたちに世話を焼いてもらったり、もっと小さなお子さんのことをお世話してあげたりすることは「縦のつながりを上手に勉強する」とても良いチャンスです。
一度見学に行かれてみる、もしくは療育施設の指導員に相談をしてみてくださいね。
まとめ

さて、いかがでしたか?
「療育か幼稚園かお子さんの進路を見極める3つの選択肢」は
- 現在利用中の園を 続けて利用する
- 現在利用中の園と療育施設を併用する
- 療育施設に転園する
さらに、
小学校入学直前のお子さんの様子を想定し、「仮のゴール」を作ることが有効ですよ、というお話でした。
最終的にどの道を選ぶかはお子さんご本人が示してくれることが多いです。
お子さんの様子で、どこに通っている時が一番生き生きし楽しそうか、持ち味を生かせそうか。
ご本人の意見をぜひ尊重してあげて下さいね。
お子さんが楽しく通園できる園に巡り合えて、楽しくメキメキと成長されていかれますように。
それでは今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。