お子さんの祖父母が「孫の発達障害を受け入れようとしない」ことに頭を抱えられていませんか?
・子供の療育手帳を取ろうとした時に「世間体を気にして大反対された」
・「親がそうやって気にしすぎるからどんどん具合が悪くなる」「医者はなんとでも言う」などと言って、療育へ通うことをガンとして認めない
・それまでしょっちゅう絡んできていたのに、発達障害とわかったら抱っこもしてくれず、プッツリ交流が途絶えた
本来なら、子供を「冷たい目や誤解」から一緒に守ってほしい祖父母たちが、「ありのままの孫の姿」を拒否することは本当に悲しいですよね。
うちも、会うたびに「まだ手掴み食べなの?」「甘やかしすぎなんじゃないの?」「とにかくほかの子供と混ぜてしまえば追いつく!」などと言われ続けてウンザリする時期がありました・・・。
このまま、
祖父母の障害受容が進まなければ「差別的なダメ出しぶり」が降り積もり、あなたにもお子さんにも深い傷がグサグサ増え続けてしまうかもしれません。
では、
簡単な方法で「祖父母が無理なく孫の障害を受け入れ、可愛がってくれる」ようになるとしたらどうでしょう。
親以外の大人から「愛され、肯定される」経験をめいっぱいして、お子さんの自己肯定感がグングン育っていきますね。
祖父母との親密なかかわりが、
「おじいちゃんおばあちゃんたちも、信じてくれている、自分はステキなんだ。がんばれるんだ。」と生涯お子さんを支える杖となってくれます。
そこで今回は、
「孫の発達障害に理解を示さない祖父母がグングンお子さんを受容するようになる」ための3つの戦略をお伝えします。
「障害受容」に関する記事▼父親向け:【父親の理解がない】子供の障害受容を劇的に進める今すぐやるべき3つの戦略
目次
今までの倍の頻度で子供を頻繁に祖父母に会わせる
今までの倍の頻度でどんどん、お子さんがおじいちゃんおばあちゃんに会う機会を増やしましょう。
なぜなら、
おじいちゃんおばあちゃんの中で「発達障害」という言葉が独り歩きして、混乱から孫を拒絶していることがあるからです。
今ほど発達障害がオープンにされていなかった世代の人たちは、「どう接したらいいかわからない」という葛藤も大きいです。
そこで、
障害のあるなしに関係なく「ユニークだけど、こんなに可愛いところがたくさんあるんだよ」というところをしっかり見てもらうのです。
また、
「普通の子なのに、親が大げさに騒ぎすぎ」と言っているタイプにも、長い時間、頻繁に触れ合うことがおすすめです。
なぜかというと、
「大多数の子供とは確かにちょっと違ったところがあるな」ということを実際に自分たちの目で見てもらえるからです。
実際にやってみた!ママのリアル体験談



「癇癪を起こしている場面に出くわせました。
気持ちの切替がすごく苦手なことや、こだわりを通したいことなど、そのような場面に何度か立ち会ってもらいました。」

「うちの子も人付き合いが苦手だったので、なかなか祖父母になじめませんでした。
あきらめずに、時間があれば祖父母の家に主人も一緒に出向き祖父母に慣れるようにしました。
自分たちに孫がなついてくると、見る目が変わってくれた感じがすごくします。」
嫌なことを言われてしまうとついつい、避けてしまいたくなりますよね。
しかし、
ここはひとつ踏ん張ってお子さんと祖父母たちの距離をぐんと近づけてみてくださいね。
子供の味方になってもらうためにイベントごとにどんどん巻き込む
お子さんの心強い味方になってもらうために、色々なイベントごとにどんどんおじいちゃんおばあちゃんを巻き込んでしまいましょう。
- 発達検査の結果を聞きに行くとき
- 医師から診断を聞くとき
- 通っている幼稚園の園行事
- 児童デイの見学
- 孫の発達障害を理解するためのセミナー・勉強会
など、おじいちゃんおばあちゃんの「障害受容」を進めやすくするイベントは、たくさんあります。
実際にお子さんが、「困っているところ」「支援が必要だというところ」「頑張っている姿」などをたくさんつくり、「わたしも孫ちゃんを助けたい!」と連帯感を持ってもらうのです。
実際にやってみた!ママのリアル体験談

「出来るだけ一緒に病院に行くようにして、先生の話を聞いてもらいました。
わからないことなども直接先生に質問をしてもらいました。」


「カウンセリング治療に一緒に行って、発達障害を理解してもらうようにしました。
また、他の発達障害の子供たちを実際に見られる機会をできるだけ作りました。」

「子供が通っている児童デイサービスの見学をさせました。
デイサービスへの偏見を取り除いてもらうのが第1だと思ったからです。」

一度連帯感を持ってもらえれば、お子さんがこれから楽しく生きていかれるための「強力なサポーター」になってくれることでしょう。
可愛いお子さんの頑張る姿、たくさん見せてあげてくださいね。
第三者が作成している発達障害に関する情報を見せる

あなたや旦那様以外の第三者が作っている「発達障害に関する情報」を見たり読んだりしてもらいましょう。
どうしてかというと、
我が子やお嫁さんから「発達障害だから」と説明されてもピンと来ないおじいちゃんおばあちゃんがほとんどだからです。
なんとなく、「実の子」が言っている情報は「信憑性がない」「初めての子育てで大げさなんでは?」と思う親御さんは多いもの。
「これはオフィシャルな情報!」という第三者の力を借りましょう。
実際にやってみた!ママのリアル体験談

「医者が書いてくれた、発達障害の診断書を見せました。
事実がこうだからと証明するためです。
医者が書いた、ということで特に父が納得してくれました。」


「子供の『どんな所が障害なのか』をわかりやすく、具体的に回数を重ねてプレゼンしました。
いろんな本から引用コピーし、文書と図を組み合わせた資料を作って説明しました。」
嫌いなピーマンを食べてもらうために、「すりつぶす」「細かく刻む」「包んで見えなくなる」など工夫をすると、一気に目標達成をしやすくなりますよね。
時には「お医者さんの権威」もしっかり使って、おじいちゃんおばあちゃんたちの頭の中に「情報が入りやすいように」してあげてくださいね。
まとめ

さて、いかがでしたか?
「孫の発達障害に理解を示さない祖父母がグングンお子さんを受容するようになる」ための3つの戦略とは
- 今までの倍の頻度で子供を頻繁に祖父母に会わせる
- 子供の味方になってもらうためにイベントごとにどんどん巻き込む
- 第三者が作成している発達障害に関する情報を見せる
の3つですよというおはなしでした。
さらにもう一点、
追加でおさえておきたい何気に大事なポイントは、
「おじいちゃんおばあちゃんが主役の行事を大切にする」ということです。
なぜかというと、
「祝われることが嫌な人はいない」ですし、そのお祝いをお子さんも一緒にすることで「大事な仲間という意識が強くなっていくから」です。
「母の日、父の日、誕生日」などを上手に使ってみてくださいね。
少しずつ少しずつ。でも確実に、お子さんの障害受容がすすめば
「今日はジイジと二人で公園行ってくる」なんて、日も遠くありませんね。
お子さんが「親以外の大人から無条件で愛される幸福」を思いっきり体感できて、心のねっこがグングン育っていかれますように。
それでは今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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