お子さんに通わせたい療育施設や児童デイを「どんな基準で選べばいいのだろう」と悩まれていませんか?
・通所の頻度はどのくらいがいいのか?週2?週4?
・見学のときに、何を確認しておけばいいかピンとこない
・いいかげんな施設もたくさんあるって聞いて不安・・・見分け方とかが知りたい
幼稚園などと違い療育施設は「先輩ママからのナマの声というのが圧倒的に入手しにくい」ので、どうやって選べばいいのか困ってしまいますよね。
最近では保護者の思いに付け込んだ「お金儲けが目当ての悪徳施設」も、残念ながら増えてきています。
よくわからないまま施設を選んでしまい、インチキ施設に大切なお子さんを通わせてしまうことは絶対に避けたいです。
お子さんが「笑顔になれるような施設のポイント」や「とにかくこれだけは避けて欲しい!」ということが簡単にわかればどうでしょう?
安心して子供を預けられる、自分たちに合った療育施設を選ぶことができますね。
そこで今回は「発達の遅れを伸ばす療育施設!絶対損しない児童デイの選び方10のポイント」を紹介します。
※「幼稚園」か「療育」か進路を迷われている!ママはこちら「【発達障害と幼稚園】療育か園か?完全保存版3~4歳児向けテッパン判断基準7項目!」
目次
見学時にこれだけは!5つの徹底チェックポイント
まずは、「こういうところがあると嬉しい!」というチェックポイントを5つ紹介します。
施設内に園庭があるか、外遊びの時間がたっぷりある

施設内に園庭があれば、「体全体を使った外遊び」ができますよね。
日中たっぷり体を動かしてきてくれれば、睡眠も安定してきやすいです。

- 「園庭はないけれど、すぐ近所の公園に行く時間を毎日設けている」
- 「散歩の時間がたっぷりある」
というところもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
小学校以降も利用できる提携施設がある
児童デイの利用を検討される場合は、同系列の放課後デイサービスが存在するかどうかもぜひ確認されてみてください。
放課後デイサービスとは、小学生以上の児童が利用する、通所施設のことです。
放課後デイの幼児版が児童デイですね。
小さな頃から我が子のことをよく知ってくれている先生たちに、小学生以降も長くお世話になれるとママも安心ですよね。
偏食の多いお子さんに特におすすめ、給食がある
子供たちの昼食が「給食」か「お弁当持参」なのかというところも、ポイントの一つです。
特にお子さんの偏食に悩むママには特に「給食があるところ」をおすすめします。
おうちごはんでは、なかなか「違ったものが食べられない」という子も、療育施設ではなぜかペロリと完食という例は本当に多くあるんです。
送迎バスを利用できる
送迎バスに乗ることをすごく楽しみにしている子たちは多いです。
子供たちも「他のお友だちをバスで迎えに回る」ことで「他の子たちにも家族がある」ことを知っていくいい機会になります。
親子の体調や、天候に左右されることもないので、何よりママもとても楽ですよね。
利用できる日数が週の半分を越えている
- 「1週間に何日ぐらい施設を利用することができるのか」
- 「将来的に日数を増やすことはできるのか」
などもよく確認してみましょう。
理想は週5日。
やっぱり日数が多いほうが良いです。
なぜなら、
子供の生活ペースやリズムが作りやすく、療育効果が出やすいからです。
間があくと、せっかく学びかけたことも習慣になりづらいんですね。
幼稚園や保育園を将来的に見据えるならなおのこと、週5日近く通うことができるかどうかを確認してみてくださいね。
絶対NGな支援施設&児童デイ5つの判断基準

次に、「こんな施設は避けてほしい!」という「NG基準」を5つお知らせします。
見学の時にこんな様子が見られたら、よ~く注意してみてくださいね。
お勉強重視で「身辺自立」の指導が薄い
お部屋で座って行う訓練やお勉強に力を入れすぎていて、身辺自立の指導が薄いところは正直いまいちです。
なぜなら、
発達障害の子供は、定型発達の子達に比べて「身辺自立を獲得していくのに「コツがいる」からです。
親子だけでは「なかなか身につかなかったり」「かなり遅れたり」してしまいます。

施設で身辺自立を学ぶカリキュラムがあると、プロの技で上手に促してもらえるので、子供もコツを掴みやすいのです。
いずれ小学生になることを視野に入れたときに、「自分のことは自分でできる」というスキルは絶対に必要になってきます。

集団生活に必須であるスキルを学べる「身辺自立の指導」がある施設を選ばれてみてくださいね。
「発達障害が治る」と強くアピールしている
はっきりと「発達障害が治る」とアピールしている施設は、かなり疑わしくおすすめできません。
発達障害はそもそも病気ではないので、どんな療育を施しても、「治るということはない」はずです。
病気ではない、まして医療機関でもないのに「治る」なんて堂々と宣言しているところは、やはり考え方があやしいです。
お子さんの障害の戸惑う保護者の不安につけ込み、「発達障害は治る」という美味しいエサをちらつかせているのかもしれません。
地元小学校の「普通級に行ける」ことをウリにしている

「ウチに通えば小学校の普通クラスに進級することができる」ということを大々的にアピールしている施設は、最も避けたい施設の一つです。
療育の目的というのは発達障害の子供たちが、
- 自分の持ち味をうまく生かしながら
- 周囲とうまく調和しつつ
- 人生を楽しんでいくための
スキルを育てていくことです。
「普通クラスに進学することができれば、それですべて解決する」「本人の一生は安泰!」とか、決してそういう問題ではないですよね。
本来、資格試験に合格させることを目的としている専門学校などとは、根本的に性質が違うはずなのです。
こういった施設は、「子供の発達障害に動揺ししている、保護者の不安をついてただ資金を回収しようとしている」悪徳業者である可能性も高いです。
十分に検討してくださいね。
見学者に利用者の個人情報を漏らしすぎている
施設を見学した時に「通所している利用者(子供たち)の個人情報を漏らしすぎていないか」もよく注意してみてください。
- 名前
- 特性、診断名がいつごろついたか
利用者の情報を簡単に漏らしている施設は、「自分たちが入所した時には、見学に来た人たちに次々と個人情報が漏らされてしまう」ことが十分にあり得ますよね。
また、酷いところだと 見学者を引き入れるために、「〇〇くんは2ヶ月で発語が3→20語に増えました!」などと紙に張り出している施設などもあるそうです。
利用者の個人情報を、施設の手柄のように使用し、宣伝している節はないかよく注意してみましょう。
自宅から遠すぎる、通うのが困難な立地
自宅から距離がありすぎる施設も、通うことがとても負担になってしまうので、よく検討してみましょう。
あまりに家から離れすぎている場所だと、万一の災害時などに、お子さんを迎えに行くことができなくなってしまいます。
ほかにも、
- 「雨風が強い日」などはどうするか
- 「子供を早起きさせて毎朝急かさなければいけない」のか
など、親子ともに大きな負担になってしまいます。
複数候補があがり施設利用を迷われるときは、自宅から近い施設がおすすめです。
まとめ

さて、いかがでしたか?
見学時にこれだけは見ておきたい、5つの徹底チェックポイントは
- 施設内に園庭があるか、外遊びの時間がたっぷりある
- 小学校以降も利用できる提携施設がある
- 給食がある
- 送迎バスを利用できる
- 利用できる日数が週の半分を越えている
の5つというお話でした。
さらに、「絶対NGな支援施設&児童デイの判断基準」は
- お勉強重視で「身辺自立」の指導が薄い
- 「発達障害が治る」と強くアピールしている
- 地元小学校の「普通級に行ける」ことをウリにしている
- 見学者に利用者の個人情報を漏らしすぎている
- 自宅から遠すぎる、通うのが困難な立地
の5つに気を付けましょう、ということでした。

いくつか通いたい施設の候補が絞れたら、まず始めは「2ヶ所以上の施設を併用して利用する」こともおすすめですよ。
ただし、「同日内に受給者証を2回以上使うことはできないので、1日に利用できる施設は1ヶ所だけ」です。
また、
万一、「通い始めた療育施設でトラブルが起きた場合は」発達障害者支援センターや保健所に相談すると、対応策を教えてもらえますよ。
お子さんやママが「ここなら子供の笑顔が増えそう」というところをお子さんと一緒に見つけてみましょう。
お子さんが楽しく通いながらメキメキと生活スキルを伸ばしていかれる、ステキな施設に出会えますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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