発達障害の「お子さんがお薬をうまく飲んでくれない」ことに困られていませんか?
- 無理やり飲ませても吐き出す、こぼす、毎回が格闘技状態
- 毎回泣きわめかれるので心身ともにヘトヘト
- 服薬できないせいで、ちょっとした風邪も重症化しやすい
「お薬さえ飲めたら治るからね」ということが全く伝わらず、しまいには点滴治療ということもよくありますよね。
苦労して病院に行き、薬局に並んだ意味も全く無くなり疲労感がハンパないです。
しかし
このままうまくお薬が飲めないままでは、万一大きな病気にかかってしまった時に
「即、脱水症状」
「24時間点滴のため入院」
などとても厄介なことになってしまいます。
では、ある簡単な方法でお子さんがラクラクお薬を飲めるようになるとしたらどうでしょうか。
薬をめぐって癇癪を起こしたり大騒ぎすることがなくなり、イライラからスカッと解放されますよね。
そこで今回は
「お薬がうまく飲めない発達障害の子供が簡単に服薬できるようになるテクニック」を5つ紹介します。
目次
スペシャルな「お薬専用グッズ」を用意する
お薬を飲む時だけに使える、超魅力的な「お薬専用スペシャルグッズ」を用意してみましょう。
- お子さんの好きなキャラクターがいっぱいのコップ
- キラキラビジュー付きのスプーン
- カラフルなランチマット
見るだけでテンションが上がるスペシャルグッズを使うことで
「おくすり=怖い、嫌なもの」
「おくすり=ときめきグッズが使えるチャンス」
に印象を上書きすることが狙いです。
実際にやってみた!発達障害児ママのリアル体験談


薬を入れるプラスチック容器、スプーン、コップ、すべてアンパンマンの可愛い絵柄の物で揃えました。
薬を飲むときはそばに、アンパンマンのぬいぐるみも置いて、薬を飲んだフリもさせました。
「僕が飲ませてあげる」とアンパンマンに言わせて、後ろから私がアンパンマンを持つと、子供に薬を飲ませる事ができました。

薬を飲む時に使うのですが、それ以外は使いません。
薬を飲む時にだけ使えるという特別感とお気に入りのキャラクターが『〇〇くん頑張れって応援してるよ』という声掛けが効いたみたいです。
大好きなキャラクターに応援されていると嬉しそうにして、『頑張って飲む!』と飲んでくれました。
お子さんがワクワクできるような「おくすり専用のスペシャルグッズ」ぜひ用意してあげてみてくださいね。
粉薬を水溶きしてスポイトで飲み込ませる
処方される粉薬を少量の水で溶き、スポイトで届けてあげましょう。
「いやーー!」とあけてる大きな口に、喉の奥を狙ってピュッ。
お薬の苦味を感じるのも最小限で済みます。

実際にやってみた!発達障害児ママのリアル体験談

スポイトで飲むことを慣れさせるために、薬が必要ない時もスポイトでお水を飲ませたり、スポイトでお水を吸う所を見せたりして遊ばせて、スポイトが怖くないものとして認識させるようにしていました。
薬の味が嫌で口から出すことも多々ありましたが、そのうちスポイトで飲むことが楽しくなっていったようで、段々と自分からスポイトの中身を吸って飲めるようにになっていきました。
お薬を処方してもらうときに「錠剤よりもシロップか粉末で」とお願いすると、やりやすいですよ。
ぜひ試してみてくださいね。
上手に薬を飲めた時の「お子さん本人の写真や動画」を見せる
お子さんが「上手にお薬を飲めたときの写真や動画」を見せてあげましょう。
なぜなら、
発達障害の子供は「成功、正解イメージ」がつかみにくく、「イヤだとかやりたくない」といったネガティブイメージを大きく持ちやすいからです。
本当はスッとできることも、できない、と思い込んでしまいやすいのです。
うまくいってるお子さん自身のようすを、視覚で何度も見せてあげると「一歩踏み出して挑戦!」のハードルがぐんと下がりますよ。
実際にやってみた!発達障害児ママのリアル体験談

この動画を撮る時のポイントは、
撮影しながらで良いので『スゴイね!飲めたね!』『お母さんビックリしちゃった!』など、褒めちぎることです。
「目で見る情報」と「耳から聴く情報」で効果が高まっている感じがしました。
まだ一度も服薬に成功してないときは、「ニコニコと薬を飲めているお子さんの絵カード」も効果がありますよ。
お薬後のごほうびお菓子を用意、見せながら服薬する
お薬を飲めたら、コレを食べられる!というご褒美おやつを見せてあげましょう。
どうしてかというと、
本人が苦手だと思うことをクリアしてもらうには、
苦手なこと+楽しいこと、をセットにすることで、とても乗り越えやすくなるからです。
ただ「やらないとダメ」よりも
「やってみるとこんないいことがあるよ」
の方が、やる気も100倍。
大好きなご褒美のために、がんばるぞ!と挑戦する意欲がわきますよ。
実際にやってみた!発達障害児ママのリアル体験談

飲み終わってすぐに薬の苦みを消す目的もあり、口に放り込んでいました。
大好きなお菓子をもらえるので、子供も比較的すんなり飲んでくれていました。
あとは、
「早く」「ほらほら」などと急かさずに、とにかく明るく「お薬飲んでチョコ食べよう!」等と声掛けをしていました。
楽しい雰囲気作りが良かったみたいです。
チョコレートアイスなど他の食べ物に薬を混ぜる

抗生物質などの苦味がきついものは、少量のチョコレートアイスなどに混ぜて提供しましょう。
バニラアイスは、かえって薬の苦味が強調されるので、チョコレート味がベストです。
実際にやってみた!発達障害児ママのリアル体験談

「おくすり飲めたね」という市販のオブラートゼリーも数種類用意し、本人に選ばせました。
「おくすり飲めたね」は、おススメと愛用中の声多数でした。
ゼリーが好きなお子さんには、とてもおすすめです。https://amzn.to/2QMolZo
まとめ

さていかがでしたか?
お薬がうまく飲めない発達障害の子供が簡単に服薬できるようになるテクニックとは
- スペシャルな「お薬専用グッズ」を用意する
- 粉薬を水溶きしてスポイトで飲み込ませる
- 上手に飲めた時の「写真や動画」を見せる
- お薬後のごほうびお菓子を用意、見せながら服薬する
- チョコレートアイスなどの他の食べ物に薬を混ぜる
この5つがおすすめですよというお話でした。
さあこれで、お子さんもスルスルと簡単にお薬が飲めるようになり、「また飲ませられなかった」というイライラから解放されますね。
お子さんの好きなものとお薬をうまくリンクさせて、チャレンジしてみてくださいね。
そして無事にお子さんが服薬できたときは「これでもか!というほど、大袈裟に褒めて」あげましょう。
いざという時の薬も簡単にクリアできるようになり、お子さんが毎日元気いっぱい笑顔で過ごせますように。
それでは今回はこの辺で。
最後までありがとうございました。
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「かわいい!」と飛びついてきた為、このスプーンに薬と水を少量入れ、薬を溶かして、そのまま飲ませてみました。
すんなり飲んでくれ、とても驚きました。