【発達障害と人付き合い】健常児からの「なんで変なの?」へ返す神回答例3選

園生活や進路選択

お子さんのお友だちから「何で〇〇くんは、しゃべらないの?」などと発達障害の特性に関する質問をされて、返事に困られた経験はありませんか?

 

・近所のお友だちから、吃音や言葉の遅れを指摘されて、説明に困った

・見知らぬおじいさんから「体が大きくなってきてもベビーカーを使っている」ことに疑問を持たれて、うまく返事ができなかった

・とっさに「病気だから」と返事をしてしまったが、本当は病気ではないし、それでは本人を傷付けてしまうように思えて悩んでいる

 

「まだおむつなんて赤ちゃんみたいだね!」とか「しゃべれないなんて、頭が悪いの?」などと、こちらがちょっと動揺してしまうような質問が来ることもありますよね。

 

質問をしてくるお子さんたちはたいていの場合、悪気は少しもなく、ストレートに思ったことを口にしているだけです。

前述のような「〇〇できないなんて、【負の要素】」というような指摘をされるお子さんは、おそらくそのお子さんがご家庭で、親御さんたちからそのような言葉をかけられて躾をされてきたからなのでしょう。

もちろん、そう躾けられた親御さん含め、誰も悪くはないのですが、どの程度説明したらいいかわからず、とっさに変な答えをしてしまい気分が沈んでしまうこともありますよね。

 

また、今後社会とつながっていく中で、このように、お子さんの特性について質問を受ける機会というのは、必ず複数回訪れてきます。

質問がくるたび慌てて、後で落ち込むことになってしまわないように、あらかじめいくつか答えを持っておかれると、余裕を持って回答できるので安心できますよ。

 

そこで今回は、「お友達になんで?とお子さんの特性について聞かれた時」に、わたしが各地から教わり良いなと思って使っている回答例を3つ紹介します。

「○○することが苦手なんだよ」と説明する

「なんでじっとしていられないの?」「なんでいつも大きな声ばかりだすの?」などという質問には、「〇〇くんは、静かに座っていることが苦手なの」「小さな声でお話するのが苦手で、今練習しているんだ~」と、お子さんに障害があることや発達障害の特性そのものについて説明するのではなく、「それは苦手なことなのだ」という説明をされることをおすすめします。

質問をしてきてくれたお子さんにも、おそらく苦手なことの一つや二つ必ずあるでしょう。

同じように○○くんにとって、例えば「静かに座っていることが苦手なんだ」という返答は、相手のお子さんにもわかりやすく、イメージしやすいです。

実際に、そういった行動をとるのが苦手であるということを事実そのまま伝えているだけで、誰を傷つけることなく、誰の評価を上げたり下げたりもしないので、わたしは基本的にはこのように回答しています。

「なんでだろう?わたしにもわからない」と正直に伝える

何かしら苦手なことに対しての「なんで?」ではなく、「なんでグルグル回ってるの?」などという、自閉症や ADHD の特性そのものに関する質問をされたときは、正直になぜかわからないという返事をするようにしています。

自閉症のお子供たちがなぜグルグル回るのかということを、幼い子供たちに説明するのは難しく、メカニズムを説明する必要はあるのかなぁと自分自身疑問に思うからです。

変に取りつくろうよりも、グルグル回っている理由は、本当に自分にもわからないということを正直に伝えると「そういうものなのか」と納得してもらえます。

 

余談ですが、ここで「〇〇ちゃんは、なんでだと思う?」と聞き返してみると、子どもならではのすごくおもしろい分析に満ち溢れた回答を貰えることがありますよ。

「地球の気持ちになってるのかも!」と言われたときに、なんてグローバルな意見かと、心がほっこりしました。

「この子はゆっくり大きくなるんだよ」と伝える

「なんで赤ちゃんみたいによだれが出ているの?」などと、心身の成長がゆっくりであることについて質問されたときは、わが子の成長がゆっくりであることをそのまま伝えることもあります。

「〇〇くんは、〇〇ちゃんより、ゆっくり大きくなっていくんだ」「大人になっていくスピードがゆっくりなんだよ」とそのまま説明すると、 発達遅滞に関してまだ「気まずいこと」「隠すべきこと」などの偏見などを持っていない幼い子供たちは、「そういうものなのか」と受けとめてくれることが多いです。

植物や動物でも、成長スピードや寿命はそれぞれ違いますし、本当はごく自然なことなんですけどね。

もっとも真剣に回答すべき相手は自分自身

さて、いかがでしたか?

 

他の子供たちから受ける質問の内容にドキリとしたときに、わたし個人的には「自分の中に、多少なりともそういった偏見の気持ちがあるのだな」ということを自覚したという経験があります。

 

以前、我が子がまだスプーンやフォークを上手に使うことができず、手づかみでワシワシとお菓子を食べているときに「〇〇くんは、手で食べるなんて赤ちゃんみたい!!」と、満面の笑顔で幼いお友達に言われたことがありました。

心に浮かんだことをごく正直に、その子は口にしただけだったのですが、意外にもかなりムッとした自分に驚きました。

 

ただ、わたしの中で「子供が手づかみで食べている」ことを「この子はいつまでも成長が遅く赤ちゃんみたいだ・・・」とコンプレックスに思っている気持ちがまったく無ければ、幼子の無邪気な言葉に反応することはなかっただろうと思います。

ということは・・・自分の中で「いろいろな人がいてもいい、それぞれ苦手なことがあってもいい」と心の底から納得できるようになれば、少なくともそっちの方向に近づいていくことができれば、無用なコンプレックスから解放され、どんどん自分が楽になっていけますよね。

 

ママ自身が「苦手なことがある自分」も認めることができ、「バンバン自分を許してあげられる」ようになれば、小さなことに過剰反応せず、自分&他人の不完全さをもっと受け止められるようになり、親子の生きづらさが楽になっていくんだろうなと感じます。

 

わたし自身、まだ全然できていませんが「これからも受けるであろうさまざまな指摘や質問に、うまく回答」しながら、「それぞれの人々が苦手なことに着目するのではなく」「得意なことでどんどん活躍できる」ような人生を、一緒に楽しんでいきましょう!

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

B!