「お子さんの行事があるたびに、ドキドキ不安になる」と悩んでいませんか?
・入園式でひとりだけ大騒ぎ「まわりの冷たい視線がつらい」
・自分のお誕生日会なのに緊張して硬直する我が子「見ていて切ない…」
・練習ではできるのに、運動会の本番になるとパニック!
行事の練習が嫌で学校へ行きたくないと行きしぶる毎日…
無理やり行かせると我慢したぶん、家で大爆発。
これでは、行事のたびに親は、ぐったりブルーになってしまいますよね。
このまま人前でパニックが続けば、
行事で子供が大暴れするたびに、保護者の中で肩身が狭い思いをして孤立。
さらに、
「本人もストレスがマックスになり家で当たり散らす」そして「家族もイライラして子供に激怒」。
負のループが出来上がってしまうのは明らかですね。
そして何より、つらそうな我が子を見て、親はとても切なくなるものです。
では、
もし「人前でも平気になれる」必殺技があったとしたらどうでしょうか。
運動会や発表会などの行事に、ハラハラ不安になることもなく、お子さんと一緒に楽しく参加できるようになりますよね。
そこで今回は、
「人前が苦手でパニックになってしまう発達障害の子供が、平気で行事に参加できる3つの必殺技」をご紹介します。
目次
発表会前に「スケジュールを書いて見通しをつける」

ホワイトボードを使って行事のスケジュールを目で確認させてあげましょう。
なぜなら、
発達障害の子供は「先のことを読む力」が弱いもの。
まずは何をするのか、はっきりさせてあげることが大切なのです。
ただでさえたくさんの人前で緊張するのに、何をするのかわからなければ、不安が増大して当然ですよね。
それならば、不安を一つ消してあげることから始めましょう。
お子さんにわかりやすく、一日の流れが分かるようにまとめてみましょう。
実際にやってみた!自閉症児ママのリアル体験談

- 特性に応じて、絵や写真を使う
- 持ち運べるようにメモ帳やスケジュール帳に書き込む
行事の見通しをつけて、安心材料をふやしてあげましょう。
ごっこ遊びで行事のリハーサルをやってみよう!
行事の前に、家族と安心してできる場所でリハーサルをしてみましょう。
なぜかというと、
そもそも発達障害の子供は『はじめてのこと』にとても強い不安を感じるのです。
また『たくさんの人の目』や『大きな拍手の音』にも過敏に反応してしまうのです。
- おじいちゃんおばあちゃんを呼んでミニ発表会
- ぬいぐるみをならべて、たくさんの「瞳」の前で歌ってみよう
実際にやってみた!発達障害児ママのリアル体験談

『はじめてで心配な行事』を
『やったことのある楽しいこと』にかえてしまうリハーサルは効果絶大!
ぜひ、遊び感覚で楽しんでやってみてくださいね。
発表会当日用に「いざというときの逃げ場」を確保する

もしどうしてもじっとしていられなくなったときのために、『ここに逃げても良いよ』という場所をつくってあげましょう。
自分の気持ちをコントロールするのが苦手な発達障害の子供たち。
どんなに不安材料を減らしても、慣らしてあげても、「自分のキャパを超えると制御不能」になってしまうもの。
そして『逃げて良いよ』と居場所を与えることは、それそのものが安心材料にもなるのです。
- 行事の行われる場所から一番近いトイレ
- 図書館や保健室
- 車の中
逃げる場所は案外どこにでもみつかります。
そして、逃げることは心理学でも証明されているように、ちっとも悪いことじゃないんですよ。
実際にやってみた!発達障害児ママのリアル体験談

発表会で自分の出番が終わって、他の発表をじっと聞いていられなくなったら、
先生に「トイレ」と言って、その場を離れさせてもらうように事前に言っておきました。
自分の発表ができて、自信につながったようです!
辛い気持ちは「がまんすること」ではなく、「逃げること」でお子さんの居場所をつくってあげましょう。
まとめ

さて、いかがでしたか?
「人前が苦手でパニックになってしまう発達障害の子供が、平気で行事に参加できる必殺技」は
- 行事のスケジュールを書き出して見通しを持たせる
- ごっこ遊びで行事のリハーサルをしてみる
- どうしてもがまんできなくなった時の「逃げ場所」を用意する
この3つを試して不安をのりこえよう!というお話でした。
まだまだある!自閉症児ママ達から聞いた必殺ワンポイントアドバイス3つ
その他にも「これも効果あり!」という必殺技を3つ紹介します。

行事の最後まで私がそばに付き添いました。
私の手をぎゅっと握り続ける子供と一緒に戦った気分になりました。
子供の辛さが伝わり、帰ってから優しくいっぱい褒めてあげることができました。

たっぷりの睡眠とイライラ防止の食事で乗り切っています
行事の練習が始まるころから、「高たんぱく、高カルシウム、甘いものを避ける」食事にしました。
- 小松菜
- ブロッコリー
- チーズ
- お肉料理
- ミネラルウォーターなどなど。
プロテインもしっかり活用しました。
そして、早めに寝かせて体にも余裕をもたせました。

手作りのお守りをもたせました!
大好きなキャラクターを付けたお守りを作りました。
『ママ、お守りきいたよ!』と、笑顔で帰ってきた娘の姿が忘れられません。
ママたちのとっておきのアイディア、ぜひ試してみてくださいね。
さあこれで、
お子さんが人前でパニックをおこさなくなれば、「親子で安心して行事に参加する」ことができますね。
これからあるたくさんの行事が、あなたとお子さんにとって、ワクワク待ち遠しいものになりますように。
それでは今回はこの辺で。
最後までありがとうございました。
「行事の予定を文字と絵で分かりやすく作りました。
最後にごほうびと書いて、大好きなお菓子の写真を貼りました。」