「人を叩く・乱暴する」発達障害っ子の暴力を止める5つの対策

発達障害の特性を持つお子さんが、お友達にしょっちゅう手をあげてしまうことで困ってしまうということはありませんか?

 

・カッとなってお友だちを噛んでしまうことが何度かあった

・きょうだいに対して「貸して」が表現できず、おもちゃを貸してもらないと相手を叩いてしまう

・園での生活など、親がついていないところで、友だちを叩いていないか心配になる

 

お子さんがよそのお子さんに手をあげてしまうようになると、園に送り出すときも、非常にハラハラしてしまいますよね。

我が子が怪我をして帰ってきても、動揺し、悲しくなりますが、よそのお子さんに怪我をさせてしまったとなると、さらに心苦しく、憂鬱になってしまいます。

 

発達障害の特性を持つお子さんたちは「言葉で意思疎通する」ということが苦手なお子さんが多いので、自分の気持ちをうまく説明できないフラストレーションから衝動的に手が出てしまうことがあります。

また「自分がされたら痛いからやめよう」というような「自分に置き換えて」「想像する」ということが苦手なお子さんが多いため、叩いてはいけないということの理解が遅れてしまいがちです。

 

人を叩いてしまうお子さんの中には「自分にとって大切なことを邪魔された」「自分がしたかったことを止められた」などお友だちに手をあげてしまうまでに怒りが湧いている理由が必ずあります

それを大人にうまく説明できず、衝動的にとってしまった行動に対し、また大人から注意されてばかりだと「誰にもわかってもらえない」とどんどんフラストレーションばかり溜まってしまい、孤独感や自己否定感、「自分はダメなんだ」という気持ちを膨らませ、さらに他害行動がひどくなってしまいます

 

お子さんが他のお子さんたちや家族にうまく自分の気持ちを伝えることができるようになって暴力を振るうことなく、人とコミュニケーションが取れるようになればママも安心できますよね。

そこで今回は、お子さんが他の人を叩かずに意思疎通ができるようになるためのヒントや他害行動がひどくなってきた際の対応策を5つ紹介します!

言葉が育ってくるまで環境調整を心がける

お子さんが自分の意思や怒りをある程度言葉で伝えることができるようになるまで環境調整をしてやりすごしましょう。

 

「環境調整」とはお子さんの問題行動が出てしまわないように都合の悪い状況、場所を避けてあげること、環境を調整してあげることです。

・いかにもトラブルが起きそうな子どもが多い場所には連れて行かない

・子どもが多い時間帯の公園には行かない

・イベントがあって混雑が予想される日に児童館に行かない

など、ママがしんどくならない範囲でお子さんが興奮しすぎてしまいそうな状況を避け、成長していくのを待ってみるのも1つの方法です。

母子分離時の監督は、園の担当者にお任せする

幼稚園や保育園、療育施設の一部などでママと離れてお子さんが単独で参加される集団での活動中のトラブル対応は現場の担当者さんにお任せしましょう。

登園中のトラブルに関してはいっしょに入って行って、ママがずっとお子さんを見張っているわけにはいきません。

ママが一人で抱え込んでしまっては持たなくなってしまいますので、離れている時間でのお子さんの行動は現場の監督者にお任せするようにしてみましょう。

 

園の先生などから、「お友だちに手が出てしまう」という報告を受けた場合は、どのように対応していけばよいかを先生と相談し、指示をあおいでくださいね。

カードなどのツールを利用して意思表示をフォローする

言葉で自分の怒りをうまく伝えられないお子さんたちはイラストカードなど視覚的にわかりやすいものを利用して感情を表現しやすくなるように工夫してあげましょう。

 

例えば、お子さんのポケットに、小さな「怒りマーク」カードをしのばせておいて、「誰かを叩きたくなったら、ママにこのカードを見せて知らせてね」ということを繰り返し伝えます。

すぐには「怒り→ママに知らせる」という流れを習得できないかもしれませんが、徐々にできる回数が増えてくるとお子さんも、「自分も腹がたつ理不尽なことがあった」ことをママに理解してもらえることで安心する、少し落ち着くことができるようになってきます。

 

イラストカードなどを利用し大人に対して説明ができるようになればお子さんの中に自信や「ママにはわかってもらえる」という安心感が積み重なり、とっさに暴力で解決しようとしなくなっていきます。

ママとの安定したコミュニケーションを軸に、徐々に他のお子さんたちともコミュニケーションがとれるようになっていきますよ。

是非試してみてくださいね。

投薬を検討する

あまりにも他害の度合いが強い場合は医師と相談し投薬を検討しましょう。

「鋭利な物を使って攻撃しようとする」「わざと目を狙う」など大怪我につながってしまうような場合は、医師に相談し、適切な指示を仰ぐことが大切です。

 

また、医師との相談過程でどのようなことが原因で、お子さんに攻撃的な行動が出ているのか、思わぬところにフラストレーションの原因が見つかるかもしれません。

危険性が高い場合は、すみやかに専門機関や医師に相談してみましょう。

個人責任賠償保険の加入を検討する

個人責任賠償保険という保険をご存知ですか?

お子さんが、万一ほかの人に大きな怪我をさせてしまい、損害賠償金を支払う必要が出てきたときに保障をしてくれる保険のことです。

各種クレジットカードや共済の保険などから加入することができます。

月額も200円未満ほどのリーズナブルな設定が多いので、気になる方は、ご加入をおすすめします。

もしもの備えのために、ぜひ検討してみてくださいね。

まとめ

さて、いかがでしたか?

 

衝動的にほかの人に手が出てしまうお子さんたちの意思疎通能力をUPするには、

 

「環境調整を行い、興奮しすぎる状態を避けること」

 

「母子分離時のトラブル対応やフォローは現場監督者にお任せすること」

 

「イラストカードを使い、怒りを表現することのフォローしてあげること」です。

 

また、他害要素が強い場合には「医師に相談し、適切な投薬処置を検討すること」「個人賠償責任保険への加入を検討すること」です。

 

少しずつ、お子さんが他の人にうまく自分の気持ちを伝えることができるようになって、コミュニケーションが上手になり笑顔が増えてくれるとママも安心できますよね。

 

親子の笑顔が増えていかれるように、ぜひ、活用してみてくださいね。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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