「頑張れば追いつける?」普通児を切望する発達障害っ子ママを救うヒント5つ

お子さんに、「普通に小学校に入学し、普通に就職し、普通に結婚し、普通に幸せになってもらいたい」と思われることはありませんか?

 

・自分の仕事をやめて、療育通い、講習参加、体操教室、読み聞かせ・・・
あらゆることを精一杯やったけれど手応えは感じられず絶望している

・ せめて小学校の普通級で健常児と紛れられるくらいまで何とか追いつかせたい

・子供が伸びないのは、アプローチの仕方が悪い自分のせいだからもっと自分が頑張らなきゃ!と焦ってしまう

・幼児期は全然だったけれど「劇的に成長した」という話をネットで見て以来同じことが起こらないか期待してしまう

 

お子さんに発達障害があるということがわかって、今まで自分が漠然と思い描いていた「普通の幸せ」がお子さんの人生にはないのかもしれないと知ったとき

本当に先が見えずにまるで希望を失ってしまったような苦しい気持ちになってしまいますよね。

自分さえ頑張れば健常児に子どもが追いつくのではないかと期待してしまうママも少なくありません。

 

ママたちが、健常児に追いつくことを望むのは

大多数の子供たちと同じになってほしい」「特徴的な違いを持つことで集団からいじめられたり、理解してもらえず孤立してほしくない」というお子さんに「ただ幸せになってほしい」という願いから生まれるものですよね。

 

ただ、
健常児に追いつかせようというこだわりを親が持ち続けることは

お子さんに「今の自分ではだめだ」というメッセージを送り続けることになってしまい、お子さんを追い詰め、混乱させてしまうこともありえます。

また発達検査の数値を上げることを目標としていろんな試みを、お子さんに繰り返していると、思うような成果が得られなかったときにママ自身がいらだちや焦燥感に包まれ、「まだそんなこともできないのか」とお子さんの日常に愕然としてしまう気持ちが強まったりします。

 

そこで、子どもたちが将来自分らしく輝きながら自立をし、親子が幸せに近づいていけるようなフォロー方法のヒントを5つ紹介します。

発達障害は病気ではないので完治はしない

発達障害は、何らかの病気や怪我、欠陥ではありませんので何かのお薬や手術などで「完治をする」ということはありません。

発達障害を完全に直すということは、
例えば「男性に完全に女性になることを求める」こと、または「A型の人にO型に変わることを求める」ことに近く、現実的には難しいことであり、かつ、必要がないことです。

ただ、お子さんたちが持つ特性がときに周囲と摩擦を起こしそうになるときに上手にかわし、対応していく方法
今からいくらでも親子で学んでいくことができます。

 

発達障害を治そうとするのではなく持っている特性をどのように活かしてあげようかと視点を変えてみてくださいね。

子供の発達指数は親の成績表ではない

子どもの発達指数はわたしたち親の「成績表」ではありません

 

大人であるあなたはこれまで困難なことにぶつかった時も「あなた自身がたくさん努力をして、頑張られて、苦手なことを克服されたり成果を上げてこられた」経験がたくさんありますよね。

ゆえに、今まで成功経験体験を多く積んでいらっしゃる方ほど「結果が出ないことは自分の努力が足りないからだ」という考え方を持っていらっしゃることがあります。

 

ただ、自分以外の人間のことであるお子さんの例に関しては、
この「努力を重ねれば結果が必ずついてくる」という考え方は、必ずしも当てはまることはないんです。

発達指数を伸ばすという具体的な結果を出すのが、ご自身ではなく「お子さんという他人」であるため自分がコントロールできる範囲を超えた問題なのですよね。

 

発達検査の指数が伸び悩む時期があっても、望んでいた普通級にお子さんが進級することがなかったとしても、それが親の育て方の問題やアプローチが下手だったからという評価は決して下ることはありません

 

なるようにしかならない」と落ち着いて、お子さんを見守ってあげてくださいね。

劇的な成長を期待するのは親子共に危険

お子さんが劇的に成長して突然健常児と同じもしくはそれ以上に社会性が向上し、「健常児と変わらぬ人生を送っていくようになるかもしれないという期待」ははっきり言ってしまうと持たれない方が良いです

もちろん、100%ない、ということはありませんが可能性としては薄い場合が圧倒的に多いです。

 

なぜならお子さんの年齢が上がるに従って「社会からお子さんたちに要求されること」はどんどん複雑化していくからです。

 

3歳以前等の幼少期に何らかの気になる様子が見られ、早期に医師から診断を受けられている場合、本人が持っている特性は強いと言えます。

そのこととお子さんへの「評価」はまったく関係がありませんが(集団に交われない=ダメでは決してない)複雑な集団行動をこなしていくには不向きな面がたくさんあるかもしれません。

お子さんの特性が成長してくるにつれ、集団におけるやりづらさは就学直前期、もっと言うと就学以降にさらに強まってきます

もちろん希望を抱きたくなるのが親ですが、劇的な成長がいつしかやってくるのをただ待つというのは「宝くじが当たるのを待つ」というような非現実的な感覚のお話です。

毎日、少しずつ、できることを増やしていっているお子さんと一緒に、コツコツと一歩ずつ、進んでいってくださいね。

療育は魔法ではないが本人の大きな武器になる

療育を回数を多く重ねることでお子さんの発達障害の特性が消え、健常児と同様の生活ができるかというとやはりそうではありません。

 

健常児と発達障害児では社会性やコミュニケーションスキルに明らかな違いが見られることが多いです。

療育を回数こなしていけば、「魔法のように特性そのものが改善される」というわけではなくて

発達障害のお子さんが持つ「突出した苦手な部分をどうやったら上手くカバーできるか」「周囲と摩擦なく上手くやっていくにはどういった工夫が必要か」など、すれ違いをどうやって埋めていくかなどのコントロール術やヒントを学ぶものです。

療育が無意味ということは決してありませんが、療育を受ければ全てが解決するわけでなく療育を受けながら沢山のヒントを親子で見つけていくというスタンスでお子さんの未来を広げてあげてくださいね。

我が子の障害をすぐに受け入れられなくてもいい

お子さんが障害を持っているということを、正直なところ、ママがすぐに受け入れられなくても大丈夫です。

 

親なのに、ママなのに、子どものすべてを受け入れてあげられないなんてとご自身を責めてしまうような気持ちが湧き出てくることも有ります。

 

ただ、わたしたち親も、ずっと「親として生きてきた」わけではなくまだ親になって数年
特に、「発達障害を持つお子さんの親」になってからは日が浅いですよね。

親も子もそれぞれゆっくりと時間をかけて「良い意味であきらめをつけながら対処方法を獲得していく、そんな毎日を楽しんでいく、学んでいく」というのが人間らしい生き方だとわたしは思います。

我が子のことだからこそすぐには受け入れられないのです。

 

既にお子さんが成人している先輩ママたちも「もう、完全に受け入れた」と吹っ切れて、「やっぱりこの子が健常者だったら」と苦しくなる気持ちがあっての繰り返しだったと多くのママが語っています。

 

大切な存在であることと、丸ごとすべてを受け止めるということは必ずしもイコールではなく、丸ごとすべてを受け止めない=子どもを愛していない、ということにはなりません

ゆっくりと、少しずつそれぞれのペースで進まれていってくださいね。

まとめ

さて、いかがでしたか?

 

健常児に追いつかせたい、追いつかせることさえできればと切望しているママたちを囚われから解放していくヒントになる5つの考え方は

 

・発達障害は病気ではないので完治はしない

 

・子供の発達指数は親の成績表ではない

 

・劇的な成長を期待するのは親子共に危険

 

・療育は魔法ではないが本人の大きな武器になる

 

・我が子の障害をすぐに受け入れられなくてもいい

でした。

 

最終的なゴールが「子どもが幸せな人生を送れること」であるならば障害児か普通児かというのは実は大きな問題では
ないのかもしれません。

様々なヒントで、あなたの心が軽くなり「無理に追い付かせなくていいんだ」と肩の力が抜け、親子の笑顔が増えることを願っています。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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