「我慢する力」3つのコツで癇癪激減!発達障害っ子の忍耐力の育て方

発達障害のお子さんに「我慢をすることも覚えさせていかなきゃ」と思うけれど、どうやって覚えさせていったらいいのだろうというお悩みはありませんか?

 

・いつまでたっても、こだわりがなかなか取れず、すぐにかんしゃくを起こしてしまう。

・一度「お菓子が欲しい」と言い出したら、与えるまで絶対に引かない。うるさすぎてこちらの心が折れてしまいそうになる

・お友達と遊ぶときにもなかなか自分が譲ることがないので、今後がとても不安

 

今後の幼稚園生活や小学校生活を想定して、「これぐらいの年齢ならそろそろ我慢をすること」も覚えさせないと、集団生活に入って行けないのではないかなと将来が心配になることってありますよね。

 

発達障害を抱えるお子さんたちは、我慢をすることが苦手であることが多いとされています。

なぜ、我慢をすることが苦手なのかというと、
まず自閉傾向が強いお子さんの場合「自分と他人の区別がはっきりつきにくいところがある」ので、「親と自分が別人格」で「親が自分の思う通りに動かない、動けない」というところを感覚的に理解することに乏しい面があるからです。

また、ADHD 傾向が強いお子さんの場合は、ここでは「我慢が必要というルール」よりも、どうしても手に入れたい実行したいという「突き抜けるような衝動的な欲求」に突き動かされてしまい、自分をコントロールすることができなくなってしまうからです。

「やってはいけない」と分かっていても、すでに体は勝手に動き出していて、自分でも「またやってしまった!という後悔」や自己否定を募らせていることが多いです。

 

ところで、この「我慢を覚えさせていく」訓練を行っていくには、実は適するタイミング、発達年齢があることをご存知ですか?

 

この「我慢をしていくことを覚えさせていくタイミング」というのを誤り、ふさわしくない時期に、お子さんたちに我慢を強要してしまうと、「自分を認めてもらえていない」という自己否定感が強まってしまい、問題行動や情緒不安定さとして現れてきてしまうケースがあります。

また、求められていることの意図などが飲み込めず、注意されたことで逆に変なこだわりを作ってしまい、本来であればもう少し早めに習得できていたようなことも、結果的に習得が非常に遅れてしまうということもあります。

 

適切な「我慢を覚えていくタイミング」をママが知り、ふさわしい対応方法を知れば、お子さんの「我慢するという力」を自然に伸ばしていくことができ、自己コントロール力を育てていくことができます。

自己コントロール力が育ってくれば、「ちょっと待ってね」とか「〇〇してほしいな」という、ママ側の要求もうんと通りやすくなるので、お子さんとの生活が格段にラクになってきて、親子の笑顔が今よりもっと増えていきます。

 

そこで今回は、「我慢ができず、すぐにかんしゃくに繋がってしまう」発達障害のお子さんたちの「我慢をする力を伸ばしていくタイミングや方法」について紹介します。

「我慢できるようになる訓練」をすることを焦らない

特に、未就学児童の場合は、お子さんに「我慢できるようになる訓練を、〇〇までに早くさせなければ!」とあせる気持ちをいったん横に置いておきましょう。

 

こだわりや癇癪などは波があるので、「こんなにこだわりが酷いままでは、この子はどうなってしまうんだろう」と思われるような場合でも、1ヶ月後には、かなり消えているということもよくあります。

そして、増減の小さな波を繰り返しながらも、だんだん成長とともに落ち着いていくパターンが多いです。

小学校入学までに、幼稚園入学までに、直さなければと慌てる気持ちはよくわかりますが、「いつまでにというこちらの親側の希望や都合」と、「お子さんたちのこだわりの波・成長リズム」がうまくリンクしていない場合もあります。

 

さらに、こちらが焦れば焦るほど、親のイライラがお子さんに伝わり、かえってこだわりが増えたり、今まで流せていたことに対しても癇癪か起きたりと不安定になってしまうこともあります。

「無理に我慢をさせるような機会をあえて作っていく」必要はなく、まあそのうち覚えてくるだろうくらいのゆったりした気持ちで構えてあげながら、長い目でお子さんたちに、我慢の力が備わってくるのを見守っていきましょう。

我慢させることにつながるような誘惑対象を視界に入れないようにする

お子さんたちの誘惑の対象になるもの、「これを見せたら、触らせないよう我慢させなければいけない」という展開になりそうなものを、できるだけ「お子さんの視界に入れないように配慮」しましょう。

発達障害を抱えるお子さんたちの中には、視覚的情報が強烈に入るお子さんが多いので、「見えているけれど手に入らない」もしくは、「手に持っているものを食べてはいけない」などという状況で、その衝動を抑えることは至難の業なのです。

 

例えば、
お子さんがいつも戸棚を指さして同じお菓子をねだる場合、手に入らないことで、しつこく癇癪を起こすようになってしまうときは、そもそもお菓子を買い置かないようにするか、見えないところに隠してしまうことです。

また、お子さんが「棚に直してある DVD を取り出し、ディスク面を触ることに執着している」「棚から引っ張り出し、DVDを割ってしまう」というような場合も、都度叱ってやめさせるのではなく、 DVDディスク自体を、別の部屋の見えないところに保管場所を変えるなどという対処をおすすめします。

本人も、自分で止めることのできない衝動に振り回され、とても困っているのです。

 

この、自分で止められない強い衝動性というのは、基本的には幼少期の方が、言葉での理解や先を予測する力が弱いために、顕著に表れています。

衝動性が少し落ち着くのを待つためにも、一定の時期は、「誘惑をできるだけ視界にいれない」ことでやり過ごしましょう。

癇癪を起こせば思い通りになるという誤学習は避けさせる

お子さんが「癇癪を起こした時にこちらが根負けして、結局思い通りにさせてしまう」という誤学習は、できる限り避けましょう。

 

長引く癇癪には本当に本当にうんざりしますし、さっさと要求を満たして静かにさせた方が、その場では絶対に楽なのですが、(こちら側も倒れそうに消耗しますよね・・・)「癇癪を起こせば、欲求が叶うんだ」という誤った学習をされてしまう可能性があります。

お子さん本人も、無意識レベルで「何か思い通りにならなかった時は癇癪を起せば望みがかなう」という思考回路に侵されるようになってしまうので、意思とは反してより強い衝動が沸き上がってきてしまい家族全員で対応に苦しむようになってしまいます。

 

癇癪が起きた時は、お子さんの周りの安全だけをさっと配慮し、あとは叫ばれても暴れられても無視を貫くのが一番良い方法です。

荒い叫び声や激しい感情につい巻き込まれそうになってしまいますが、毅然として「要求は飲まない、動じない」というスルースキルを身につけていきましょう。

そんなすぐにスルースキルは身につかない!という場合は、「スルーしている風の演技」でも構いませんし、その場を離れるなどでもOKです。

 

また癇癪の度合いが少し落ち着いてきたら、別のことに注意を向けさせるというのも効果的な方法です。

あまりに本人が泣き叫んでいるのに無視というのも、心苦しい気分になられるかもしれませんが、誤学習をさせてしまうことが、結果的には本人をもっときつい方向に進めてしまうので、ここはなんとか微笑みでのりきってくださいね。

 

まとめ

さて、いかがでしたか?

 

お子さんたちが「我慢をするということを覚えていく」前段階の助走時期には、視界に誘惑になるものを入れないようにしたり、環境を調節したりと、ママが先回りしなければならないことが沢山ありますが、そうやってやり過ごしている間に、どんなお子さんたちもどんどん成長していきます。

「我慢ができるようにならないと、集団生活に入れない」かもと子供のためを思って焦る気持ちが湧いてくることはもちろんなのですが、数年先の未来にハラハラするよりも、半年先に今よりできることが1個でも2個でも増えているように、スモールステップを組んでいく方が、ママにとっても精神的にとても楽になれますね。

 

お子さんの年齢が就学前ぐらいまでであれば、とにかく今は「お子さんたちに我慢をさせることを学ばせる努力」よりも、わたしたち親側が「癇癪が起きたときのスルースキルを身につけていく努力」を積んで、一歩ずつゆっくりと、一緒に頑張っていきましょう!

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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